2008年2月20日(水) 精密検査 4

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2008年2月20日(水) 精密検査 4

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明日への一歩 - 告知

<食道がん>と宣告されました。

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<がん>と宣告されて、病気への不安もさることながら、今後自分がどんな状況に置かれるのか不安を感じました。

<食道がん>の情報や病院、治療法の選択をするにも、専門書以外にインターネット上で公開されている同じ病気の方の闘病記が大変参考になりました。

私も、文章を書くことで、自分の置かれた状況を客観的に観察し、冷静に闘病していこうと思います。


2008年2月20日(水) 精密検査 4


今日は、腹部のMRI検査。
午前中に明日のイベントの準備を終え、慈恵医大病院に向かう。

検査予定が決まっていたので、関係者に早めに準備をしてもらえるよう前倒しで業務を進めてきた。
計画通り準備が終わったので、ホッとして病院に向かうことが出来た。

<がん>という不安を抱えながら、上司一人以外周囲に知らせないままの状況は、いくつか不都合が生じていた。次々と個別訪問のスケジュールが入るものの、今後対応可能か不明だったし、検査でオフィスを断続的に休んだり早退していると、しばしばオフィスにいない事について厭味を言う人もいて、正直辛いこともあった。

しかし、それ以上に、自分がしなければならないという業務・責任を負っていることが、私の心の均衡を保っていた。
今の時点で周囲の人に話して、<がん>だからと気を使われたりするのは避けたかった。

上司も私の性格を分かっていて、同僚何人かに伝えた方がいいのではと言う私に、「問題があったら僕が対応するから、詳しいことが分かるまでは黙っていなさい」「その方が仕事がしやすいでしょ」と言ってくれた。
両親は相変わらず仕事を続ける私を心配しているようだけど、むしろ仕事をしている方が、私らしいと思えた。



夫は、いつもと変わらず、私がやりたい事を静かに見守っていてくれた。
仕事と家庭生活がいつもと変わらないことで、告知から今日まで、毎日をいつも通り過ごすことが出来ていた。

MRI検査は、金属物を外し検査着に着替えて始まった。
これまでの検査とは違い、重い扉の向こうに検査装置があった。

ドーム型の検査装置に横たわると、CT検査の時とは違って全身を固定されて検査が始まった。
検査自体は痛みもなく、指示に従って息を吸ったり、呼吸を止めたりして15分も掛からずに終了した。

検査後、オフィスに帰ることも出来る時間だったけど、イベントの準備も終わっていたので、直帰することにした。

水曜日なので、いつもの通り映画を観にいく。
これもいつも通りだ。

本来なら、もっと日々を切実に生きたほうがいいのかもしれない。
けれど、私はいつも通りということにこだわっている。