2008年3月13日(木) 精密検査 7

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2008年3月13日(木) 精密検査 7

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明日への一歩 - 告知

<食道がん>と宣告されました。

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<がん>と宣告されて、病気への不安もさることながら、今後自分がどんな状況に置かれるのか不安を感じました。

<食道がん>の情報や病院、治療法の選択をするにも、専門書以外にインターネット上で公開されている同じ病気の方の闘病記が大変参考になりました。

私も、文章を書くことで、自分の置かれた状況を客観的に観察し、冷静に闘病していこうと思います。


2008年3月13日(木) 精密検査 7


精密検査と診察のため、国立がんセンター東病院へ。

今日、これまでの検査結果から治療方針を決める予定になっていたので、夫の他、両親も付き添ってくれることになった。まるで授業参観のようだ。

朝一の検査のため、出発予定時間は6時半。夫の帰宅は相変わらず遅く、昨日は24時半過ぎ。(それでもいつもより早い)
嫌な予感があったけど、案の定、夫ともに寝坊。予定時間になっても現れない私達を心配した母からの電話で目覚める。
慌てて出発するも、なんとか、検査時刻の15分前に予定通り到着。

まずはX線検査。人間ドック、慈恵医大病院での検査の時にもやらなかったので、始めての検査。

検査着に着替えて、まずは胃の動きを抑えるための筋肉注射をされる。
注射針を指された時は血液検査と同じような痛みだったものの、注射液が注入される時はかなり痛い。注射液が胃に回るように、注射した箇所を看護師に揉まれる。これもゴリゴリと痛い。

揉んでもらっている間、看護師に話しかけられる。
会社の人間ドックで発見されたという話をすると、「35歳で胃カメラ検査をしてもらえるなんて、いい会社ですね」「早期でよかったですね」と言われる。行政の人間ドックだと40歳にならないと胃カメラ検査は行わないとのこと。X線検査が嫌で胃カメラを選択しただけだったのだが、X線検査では発見されなかった可能性もあったらしいので、ラッキーだったと思う。

指示に従って、バリウムを飲む。イチゴフレーバーに工夫されてはいるが、やっぱり美味しくはない。我慢して口に含み、指示に従って体位を変える。途中、水を含み発泡剤を飲む。ゲップをするなと言われるが、かなり苦しい。しかも、お腹を揺さぶられたり、どんどんきつくなってきた。

バリウムもなくなり、そろそろ終わりかと思っていると、「よく見えないな」とという検査医の会話が聞こえてきて、バリウムをおかわりするはめになる。また、発泡剤も飲んで検査が続き、精神的にも体力的にもぐったりした。



X線検査後、医師との面談。
夫に続き、両親が診察室に入ってきたのを見て、医師は父を見ながら説明し始めた。

ステージはこれまで通り、StageⅠであること、粘膜下層には浸潤している可能性があることを説明された。
そして、治療法としては、
 ・手術
 ・放射線化学療法(放射線+化学療法(いわゆる抗がん剤など)
とそれ例外に、
 ・内視鏡切除 → 放射線化学療法
という始めて提案された治療法の3つがあることを説明された。

今日で治療方針が決められると思っていたが、粘膜下層に浸潤しているか、超音波内視鏡を使って再度検査すると言われた。
結局今日も結論は出なかった。
超音波内視鏡は、慈恵医大で最初にやった検査だ。振り出しに戻った気がした。

結論が出なかったものの、帰りの車内は明るかった。
内視鏡切除で、取り切れなった部分を放射線化学療法で治療するというのは、読んだ本には記載されていなかったし、これまで一度も提案されていなかった方法だった。

食道も温存できて、放射線、抗がん剤の量も通常の方法より減らせるという説明で、家族全員、素人考えでは一番よい方法だと思えた。治療の負担が軽くなると思え、家族全員もろ手を挙げて賛成という感じだった。

下剤の影響が出てきて、体調が下降線を辿ってきたものの、中華街で食事をして、なんとなく安堵しながら帰宅した。