2008年3月28日(金) 出社

明日への一歩 - 告知

<食道がん>と宣告されました。

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<がん>と宣告されて、病気への不安もさることながら、今後自分がどんな状況に置かれるのか不安を感じました。

<食道がん>の情報や病院、治療法の選択をするにも、専門書以外にインターネット上で公開されている同じ病気の方の闘病記が大変参考になりました。

私も、文章を書くことで、自分の置かれた状況を客観的に観察し、冷静に闘病していこうと思います。


2008年3月28日(金) 出社


入院前、最後の出社。

昨日、所属長から部内に病気療養の件が既に伝えられていた。結局、希望通り病名まで報告された。
どういう態度で出社すれば雰囲気を壊さないものかと思案して、ちょっと緊張しながらの出社。

緊張しながら席についたものの、落ち着く暇はなかった。引き継ぎをする時間が今日しかないので、隙間時間に予定を押し込んでいく。それ以外にも、ビジネス状況をヒアリングする会議もあり、出席。例え当分出社出来なくても、最後まで情報収集はしておきたと思った。何しろ、復帰するつもりだから。

引継ぎ最後は、後輩の女の子と。体のことは、やはり女性同士の方が話しやすい。「大丈夫ですか」と聞かれたので、簡単に今までの経緯や手術のことを話す。会議室に入った時からうっすら涙を浮かべていたように見えていたけど、話しているうちに目の前でポロポロ涙を流す姿を見ることになってしまった。若い彼女に病気に対する恐怖心を植え付けてしまったかもしれない。彼女に大丈夫だということを証明しなきゃなと思う。
心配してくれたこと、とても嬉しかった。

引継ぎ相手に十分内容を伝えられたかは不安だったものの、夕方には引継ぎは全て終了。
そして、机の上を簡単に片付ける。少し前まで個人投資家向けの冊子を制作していたから、机の上はゲラなど、紙が山積みになっていた。帰ってくるつもりだから、要らない書類だけ選別し片付けも終了。



本当は、検査通院が始まってから、個別訪問や出張予定を代わってもらった同僚にちゃんと挨拶をしてからと思っていた。ただ、なかなか声を掛けづらかった。「心配しないで」と、こちらから言うのも変な気がした。なるべく目立たぬよう帰ろうと、帰るタイミングを探っていると、先に帰宅する先輩が「早く復帰してね。待ってるから」と声を掛けてくれた。こういう言葉が嬉しい。
結局、残業していた同僚に見送られる形で会社を後にした。

職場には<がん>のことを伝えたけど、お友達やお世話になった方など、本当は伝えたい相手が他にもいた。
ただ、こちらから連絡を取るのは、やっぱり憚られた。本当は、入院前に会って話をしたり、楽しい時間を過ごしたいとも思ったけれど、変に心配掛けるだけの気もした。

予感がするのか、滅多に連絡が来ないお友達やお世話になった方が久々にメールをしてきて、タイミングのよさにびっくりしたこともあった。
そういう場合には、ちらりとこちらの状況を伝えたりしたけど、基本的に黙っていることにした。

頑張って元気になったら、真実を伝えて、 喜び合えたらと思う。