2008年4月1日(火) 入院2日目

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2008年4月1日(火) 入院2日目

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明日への一歩 - 入院

<食道がん>と宣告されました。

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精密検査、転院を経て、現在<がん>治療のため入院中です。
<がん>と宣告されて、病気への不安もさることながら、今後自分がどんな状況に置かれるのかが不安を感じました。

治療方針を決断し入院したものの、今度は入院生活の不安を感じます。
そんな時も、専門書以外にインターネット上で公開されている同じ病気の方の闘病記が大変参考になりました。

私も、文章を書くことで、自分の置かれた状況を客観的に観察し、冷静に闘病していこうと思います。


2008年4月1日(火) 入院2日目


昨日は、テレビを眺めながら、23時にはベットに入った。
普段よりは寝つきが悪かったものの、24時ぐらいには寝ることが出来た。「2時間おきに様子を診に来ます」と言っていた看護師の気配で目が覚めることもなく、どこでも、いつでも寝れるという特技があってよかった。

そして、朝、周りの物音で目が覚める。個室とはいえ、扉は薄く、廊下の声や洗面台の音が聞こえてくる。
時間を確認すると、5時過ぎ。皆さん、早いな。目覚まし時計を持ってこなかったけど、問題なかったかも。

入院案内には、一日のスケジュールはこう書いてあった。 ↓

 6時    起床
 8時    朝食
 12時   昼食
 14時   検温
 18時   夕食
 22時   就寝

6時に起きても、とりあえず何もすることはなかった。持参したハーブティーでリラックス。7時半過ぎ、朝食の配膳。今日も普通食が食べれるので、ご飯、お味噌汁、その他3品の豪華な朝食。特に朝のお味噌汁は癒されます。

看護師が検温や血圧、脈拍を確認しに来たり、手術用の採血をしたり、医師団の一人ひとりが病室に顔を出す以外は、今日の午前中はやることがなかった。

午前中の予定が何もないということで、シャワーを浴びに行った。
各病棟にシャワー室や浴室があり、制限がなければ予約をして入れるようになっていた。ただし、時間が09:00~17:00で少々使い勝手が悪い。昨日は散歩に行ったりしていたら、結局浴びることができなかった。
やっぱりシャワーは気持ちがいい。手術後1週間近く、シャワーすら浴びられないのがちょっと不安。パジャマではなく、持参したワンピースを着て、患者色を一掃した。

昼食後、手術前準備の説明を受けに行く。
全身麻酔での手術のため、療養経過や手術に関する注意事項をまず説明される。これは、病室で聞いたものと内容は同じ。

そして手術後の合併症や肺炎を防ぐための呼吸訓練の実習。
深呼吸や痰の出し方の説明に続き、インスピレックス(トリフローⅡ)を使って吸入持続力を上げる訓練。手術後は痛みで呼吸が浅くなり、そのため肺の働きが悪くなるので、これで訓練する必要があるらしい。

以前、テレビドラマ『救命病棟24時(第3シリーズ)』で片肺を切除した患者が器具を使って肺を鍛えるシーンがあったけど、まさしく同じ。
『救命病棟24時』は大好きなドラマで、何度も観たから、すぐにどう使うか想像できた。
やってみると意外と難しい。手術まで1日4,5回訓練しておく必要があるらしいので、ドラマと同じくせっせと訓練しようと思う。



病室に戻るためエレベーターホールに向かうと、ちょうど夫と母と鉢合わせ。二人の顔を見て、なんだかホッとする。

病室に戻ると、今度はネブライザーという器具の説明。痰を柔らかくするため、細かい粒子を吸引する器具。この粒子は、吸引しているとなんだか喉が苦しくなってくる感じ。終わったあと咳き込むし、ちょっと苦手。これも、1日4,5回やっておかなくてはならない。

病室に戻ると、夫にお願いした荷物の確認。
自宅で使っている枕や病室にないので時計を持ってきてもらう。それから、職場の先輩から手紙が届いていたので、持ってきてくれていた。

思いも寄らない手紙でびっくりしながら読むと、涙が出るほど嬉しい内容だった。人間ドックで再検査になった時、その事実を唯一伝えていた女性。それは、ちょっと誰かに愚痴をこぼしたかった私が思わず口にしてしまったこと。その後、告知の事実を伝えられず、休みざるを得ない状況が増えて、伝えたことを逆に私が気になっていた人からだった。

再検査から先週までの様子を「凛とした」と書いてくれていた。強くて、しなやかな「凛とした」女性は私の理想像。たとえ表面的に見えた姿であっても、そう感じてくれていた人がいるだけで本当に嬉しい。

そうこうしていると、会社を早退してくれた父も加わり、執刀医から手術の説明を受けた。基本的にこれまで受けた内容と変わらなかった。
ただし、胸の切除は開胸に変わっていた。今はもう、医師を信じて、自分を信じるだけ。説明は、父の天然ボケが炸裂して、なごやかな感じで終わった。

病室に戻っても、父の天然ボケな発言にみんなで大笑い。両親の笑顔を見て、よかったと思う。父は悔しがっていたけれど、しばらくはネタとして使わせてもらおう。

手術後の痛みや経過など、状況は患者それぞれ。手術計画も療養計画もしっかりしているとは言え、どういう状態になるかはその時の状況による。患者自身の「生命力」にかかっている気がする。
心配したって切りがないのだ。みんなで笑って過ごしていたい。

夫、両親が9階で夕食を取り、今日は帰っていった。
一人になった後、今日貰った手紙を再度読み返す。これはくじけそうになった時のお守りにしようと思う。何度も、何度も読み返した。


メモ
今日の体重: -
今日の体温: 37.0℃

朝一旦下がった微熱は、夜の検温でまた上がっていた。緊張してるのかな、体は正直だ。